解体業者の敷地内。たまたま見かけたその車を、ガレージR&Dの仲本氏は見逃さなかった。
「このクルマ、どうしたの?」
聞けば、もう乗らなくなったためにオーナーが処分を希望されて解体業者が引き取ったそうな。
『まだ行けるでしょ』
そう直感した仲本氏は解体業者に頼んで旧オーナーに連絡。晴れてこの捨て犬ならぬ捨てクルマを拾ってくることになった。
車種:ROVER MINI
何より、最新のクルマには無い”際立つ個性”を持ったこの年代のMINI。
業者が引き上げる際についてしまった傷やルーフの塗装剥げや色アセはあるものの、
「ピッカピカに復活させてやりますよ」
エンジンルームを覗き込み、不敵な笑みを浮かべる仲本氏なのであった。
~つづく~