
今回ご紹介するガレージR&Dの作業事例は、リアサイドの引っかき傷で入院のデミオ(レンタカー)です。
かなり、中までベッコリ…
見事な傷ですね
まずは、ワッシャーを溶着します。
すり傷で凹んだ部分を引っ張り出す為です。
どうやって引っ張り出すのかと言うと・・・
ここで、登場!
スター社のミラクルプーラー。
こいつが優れものなんです。
なんとコイツ、幾らするか知ってます?
この工具フルセットでン百万しますよ
こんな物がと思うのかも知れませんが、工具類ってホント高価なんですよ。
それでこの様に使用します。
溶着したワッシャーの中に棒を通して、工具を引っ掛けテコの原理で凹んだ部分を、ゆっくり引っ張り出します。
これが引っ張り出した後です。
この後、ハンマーで叩き形成します。
この溶着したワッシャーですが、捻ると簡単に外れるので心配はいりません
この後ハンマーで形成した箇所を磨き、パテ埋め。
強制乾燥し、磨き・塗装します。
こちらがその乾燥後。
これからパテ研ぎに移ります。
歪みを確認しながら面出ししていきます。
こんな感じで研いでは確認の繰り返し…
その後サフェーサーを塗ったのがこれ!
サイドステップの所がデコボコしてる様に見えると思いますが
あらかじめチッピングコートで純正と同じように再現してるんです。決して失敗ではありません。笑
妥協は一切無し
そして強制乾燥
画像では簡単に流れ作業のように思えますが、開始から6時間経過。
お次は、水研ぎ→マスキング→調色→塗装に移ります。
デミオちゃんの仕上げです。
板金した部分の塗装。そして磨き・仕上げです。
全身、ラップで巻かれ塗装を待つデミオちゃん。
このマスキングも大変なのよねー
そしてすでにパテ埋めした部分の塗装開始です。
初めは軽く塗ります。
それから、徐々に上塗りで色を重ねていきます。
この加減が難しいのよねー
どうです?いい感じでしょ
これで下地はほぼ完璧。この上に今度はクリアを重ねて塗ればOK
どうです?クリア塗ると輝きが違うでしょ。これから焼付け処理して終了です。
この後、水研ぎして研磨・最終仕上げで完成
このコーナーでは、過去10年分のガレージR&Dのブログから、作業工程の模様を抜粋し、メーカー別・車種別・作業内容別などでサイトに訪れた方に見やすく整理して掲載してゆくコーナーです。ガレージR&Dの丁寧かつ豊富な実績を惜しみなく公開してまいりますので、地球上の自動車整備における参照にして頂ければ幸いです。